Herbie_Yurgen / Kalos Gallery

会期
 2010年10月2日(土)~12月5日(日)
 13:00~19:00、月曜休み

終了しました。

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(C) Herbie Yamaguchi
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(C)Jürgen Schadeberg

ハービー・山口は70年代にパンク旋風が吹き荒れるロンドンで写真家修行を行っています。しかし、
若い彼はまだ写真家としての将来に自信を持つことができませんでした。その時期に彼の写真の才能を見抜き、自らが主宰する写真家グループに誘ったのがヨーガン・シャドバーグだったのです。ハービーは彼らのグループの暗室を使用させてもらい、またキュレーター、編集者、写真教育者でもあったシャドバーグから数々の写真のノウハウを学んでいます。二人の出会いがなければハービーは写真家のキャリアを歩まなかったかもしれません。シャドバークこそが写真家ハービー・山口の生みの親なのです。また、現在ハービーはライカ・カメラのマスターとしても知られています。実は彼がライカと初めて出会い、その魅力を知ったのも彼らのグループを通じてだったそうです。

一方、ヨーガン・シャドバーグは、長年南アフリカで現地のドキュメントを続けてきた写真家です。欧米中心の写真史を多文化主義から見直す流れの中で近年再評価され、2008年にはキャリアを回顧する写真集が刊行されています。彼は人種差別が行われていた南アフリカや不況下の英国などで、厳しい環境の中でも希望を持って逞しく生きる人間を信じて撮影を続けています。その精神はまちがいなくハービー・山口の目指す、「見る人が生きる希望を感じさせるような写真」の原点になっています。シャドバークと同じように、ハービーは厳しい現実のなかでも自分らしく生きることを目指す現代日本の若者たちを信じ、希望を見出そうとしているのです。

本展でヨーガン・シャドバーグは1960年代のグラスゴーの作品を15点、ハービー・山口は1973年にイギリスのブライトンで撮影した未発表作を中心に約20点の展示予定になっています。欧州で再評価されているシャドバーグのオリジナル作品とともに、2009年、川崎市市民ミュージアムでの回顧展を成功させた人気写真家ハービー・山口の原点となる作品群を鑑賞できる興味深い写真展となっています。

○ヨーガン・シャドバーグ プロフィール
1931年ドイツ・ベルリン生まれ。1950年に南アフリカに移住。
1950年代の激しい人種差別の中で暮らす南アフリカの黒人の実際のライフスタイルをDrumマガジンのスタッフカメラマンとして撮影。南アフリカの社会文化のあらゆるシーンを貪欲に撮影、若いネルソン・マンデラのポートレートも撮影。彼の写真には黒人か白人かの分け隔てがないことが特徴。人間を信じ愛するヒューマニストの視点があり、苦しい状況のなかでも日々の生活のなかに小さな喜びを見つけてたくましく生きる人たちの姿を見事に撮影している。
1964年には、黒人雑誌Drumが発禁となり英国に移り住む。英国も深刻な不況期で、その中でも生き生きとしている市井の人をグラスゴーなどで撮影する。1970年代にはロンドン、ニューヨーク、スペイン、フランスでカメラ雑誌の編集、写真展のキュレーションや写真やフィルムの教育者として活躍する。
1985年に再び南アフリカに戻り、ブラック・コミュニティーのドキュメントを継続。現在では「南アフリカ写真の父」と呼ばれ尊敬されている。2000年以降、多文化主義の流れに乗って再評価され、欧州のギャラリー、美術館で相次いで写真展が開催されている。2008年にキャリアを回顧する写真集がHatje Cantz Verlagより刊行。


現在予定はありません


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