Next_Exhibition / Kalos Gallery

会期
 2010年3月20日(土)~ 5月30日(日)
 13:00~19:00、月曜休み(3月22日を除く)、入場無料

transision_main.jpg
(C) Kazuhiko Yoshino

写真で静物中心の作品を制作しているアーティスト吉野和彦(Yoshino Kazuhiko)の写真展 "TRANSITION"(トランジション)を開催いたします。

吉野が10数年来取り組んでいるテーマは「移りゆく時間」です。
タイトルのトランジションは「時の移りゆくまま」という意味です。
作品制作はまずイメージのスケッチから開始されます。その後、膨大な時間をかけ、多種多様の花と素材を選び抜き、試行錯誤を繰り返しながらオブジェ作品を制作します。完成にはときに数ヵ月を要し、作品サイズは1メートルの大きさになることもあります。
それを8X10の大型カメラを駆使し、細部まで印画紙上に忠実に描写することで時間の表現を試みています。イルフォクローム(チバクローム)と フジクリスタル・プリントを使用して制作された作品は濃厚な色彩を持ち、見る人の主観により様々な表情を見せてくれます。吉野のデジタルとアナログの両感覚を併せ持った作品は従来の写真に対する概念を一変させると思います。

吉野は「花が作品の中で朽ち果てていく過程には、静かに消え去っていくような、 荒々しく音をたてて崩れ落ちるような、 時には全ての時間が止ってしまったかのような、それぞれの美しい時間の流れがある。」と語っています。 時の経過の表現は非常に困難ですが、彼の作品には移りゆく時間が見事に表現されています。是非、写真展で静謐な美しさをもつオリジナル作品をご高覧いただきたいと思います。